concrete hometown リバーサイド①

西宮市塩瀬町木之元。40年位前に新興住宅地として拓かれた集落で武庫川に面していることから通称リバーサイド住宅と呼ばれていた地区です。
Yuuの実家のある街の隣町で同じ公立中学校区の街でもあり、ちょっと上がったところにある歯医者さんや西宮名塩駅前の市役所支所まで歩いて行く道筋で子供の頃からなじみのあった地区でもありました。

Yuuが異変に気付いたのは2007年の夏のこと。
少し上がったところにあるお寺まで散歩に行こうと通りかかって街ごと更地になっているのを見て度肝を抜かれたのでした。
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土地の入り口や残った家の周りにはフェンスが。
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こ、これは一体、、、?

後で聞いたところによると2004年10月の台風23号で町全体が床上浸水し、死者こそ出なかったものの以前も床上浸水した地域ということで、全戸移転ということになったのだそうです。
そのときまで気付かなかったのは年に数回しか帰らない日々を過ごしていたのとその台風で実家の街から西宮名塩方面につながる橋(水道橋で歩行者のみ通行が黙認されている。正規の道は176号線をたどっていくため、歩くのは相当危ない)が流されてしまい、徒歩で通過することがめっきりなくなっていたから。
それにしても、いや、びっくりしました。
戦争や地震以外で、町が一つなくなるのを目の当たりにしてしまったんだから。
そして、今は離れているとはいえ同じ街の住人で写真をやっているものとしては、これは記録しておかずにはいられないものでした。
というわけで、帰省のたびにYuuのこの街の記録が始まったのでした。
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初めて撮影した2007年。
補償問題が残っているのか何軒か家がかたまっている区画がありました。でもその隣にもユンボやショベルカーが待機している状態でした。
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2008年~2009年
家の数が目に見えて減っています。
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区画でたった一軒の残っている家。背後の住宅地は隣町のYuuの実家のある街です。
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2007年にはかたまって残っていた区画も手前の家はもう取り壊されてしまいました。
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上の写真を4枚前の写真と見比べてみると手前の家がなくなっているのがわかります。更地の間に通る道路に残るマンホールとごみ出し用ネットがわずかな人の気配をかんじさせます。
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更地に残る瓦礫。
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残されたブロックや鉄骨が以前は建物が建っていた土地だと言う名残をとどめています。
ちなみに、写真のいくつかに写っている巨大な橋脚は中国縦貫道です。高速道路の高い高架のすぐ足もとに家が並び、町ができているというシチュエーションもなかなか珍しい光景だったのですが、それを目の当たりにすることももうできません。
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by weekend_u | 2011-06-12 09:53 | concrete hometown
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